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ヤミ金にご注意!

ヤミ金とは「闇金融」とも言い、財務局に正式な貸金業登録を行っていない業者を指しますが、中には正式な登録をしているものの、違法な金利でお金を貸している業者の事を言います。ここではヤミ金を見極めるコツを挙げてみましょう。


ポイント1.その金利、低すぎませんか?
金利は低ければ低いほど、利息が少なくて済みますから、ついつい金利ばかりをギロギロと見てしまいがち。ですが、あまりに低すぎる金利は、ヤミ金の撒き餌のようなもの。実際に借りてみると、「広告はほんの一例に過ぎません」と、かなりの高金利を求められる事も。さらに「低金利の代わりに保証金が必要です」とお金をとられ、返還されない上に融資が実際に下りなかったという詐欺まで存在します。


ポイント2.その貸金業登録番号、ホンモノですか?
貸金業を業務として行うには、都道府県ないし財務局へ貸金業登録が必要です。公式サイトにこの登録がない会社は100%ヤミ金です。比較サイト等では省略される事が多いですが、公式サイトには必ず「○○県知事(*)000***号」または「○○財務局長(*)00****号」と表記されていますので確認しましょう。

ただし、これを詐称して表示する悪質な業者も!金融庁のホームページで登録番号の検索が出来ますので、事前に調べてみるのもお勧めです。


ポイント3.その連絡先、携帯電話って大丈夫?
いわゆる「090金融」と呼ばれています。携帯番号だと足がつきにくいという理由で、多くの闇金融が携帯電話を代表連絡番号として使用しています。現在、法律により貸金業者は固定番号を表示しなければなりませんので、携帯番号が書いてあったら間違いなくヤミ金です。


ポイント4.その広告、どこで見ましたか?
ヤミ金の広告は巧妙です。電柱や公衆電話などに貼ってある広告はいかにもうさん臭いですが、最近のヤミ金はまず名前からして「有名金融業者の社名の組み合わせ」で、本格的に作成されたダイレクトメールや、スポーツ新聞などに広告を掲載したりと、いかにも正規の貸金業っぽい所がミソです。

また、自己破産をすると官報にはその旨が掲載されてますが、この官報は誰でも閲覧できるので、これを見て業者はダイレクトメールを送り付けたりします。自己破産者はそれまでの借金は無効になるものの、生活に最低限必要なものしか手元に残らないため、お金に困っているケースが殆ど。ここに目をつけて「審査はありません」「ブラックのあなたでもお金を貸します」と、最終的に違法な高金利でお金を貸します。

闇金融はこんな手口であなたを狙っています!

では、ヤミ金の手口とはどんなものでしょうか?

【紹介屋】
紹介屋とは、金融会社を紹介して、手数料という名目でお金をとる手口です。
手口は、折り込みチラシやスポーツ新聞に、極端な低金利や「審査ゼロでキャッシング」といった広告を出します。

電話してきた人の個人情報を、審査の為にといって聞き出し、審査したフリをします。

「当社では審査は通りませんでしたが、その代わり他の消費者金融を紹介します」と言われます。ところがその紹介先もヤミ金である可能性大。そうでない場合は「上役の方に特別に口利きしてもらっているので、紹介されたと言う事を先方で言わないで欲しい」と口止めをされます。

その後、「紹介した都合」などと、先方でお金が借りられたことが確認されると、紹介料としてお金を脅し取られます。紹介料を断ると、最初に聞き出されていた個人情報をカタに「会社や家族にバラします」と脅されるという、お金に困っている人の心理をついた手口です。


【クレジット枠の現金化】
「買取屋」とも呼ばれており、昔から行われている手口です。クレジットカードでパソコンなどの高価な商品を購入すると、その商品を3割〜5割の程度で買い取ってくれるというものです。質屋みたいなもの…、なんて思ったら大間違い!元々手元にある商品ではなく、新たに購入した商品ですから、現金が手元に入りますが、購入したローンはバッチリ残ります。年利に直すととんでもない高金利になるケースが殆どで、目先の現金が一瞬増えるだけで、実は「借金が増えただけ」という恐ろしいシステムです。

中には、要するに「商品をローンで購入した」という段取りがあれば良い訳ですから、つまり商品はたとえ爪楊枝1本でも「それを100万円でローンで買った」という事にすれば、あとのローンはクレジット会社がやってくれます(商品をクレジットのローンで買ったのですから、クレジット会社がグルになっている訳ではありません)。

100万円の爪楊枝が30万程度で買い取られる、という何とも不毛な光景ですが、お金が送られてくるだけまだマシで、中には先のようにパソコン等高価な商品を購入し、商品だけを業者に送るように手配させられた後、そのまま連絡が取れなくなり、借金だけが残るという最悪のケースも。


この他にも、一部の悪質な弁護士が「払い過ぎた利息を返してもらいましょう」「債務整理をお手伝いします」と広告を打ち、その裏では闇金融と手を組んで、多重債務者を紹介してもらったり、高額な手数料を請求したり、といったような「整理屋」と呼ばれるものなど、様々な手口が存在します。

闇金融かどうか判断がつかなくても「何かおかしいかも」と思ったら絶対に借りない事。聞いたような社名でも、必ず公式サイトや金融庁のページで確認をする事が大事です。

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